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2004/05/23

確定申告の誤解

先にすれちがいの話で税金のことを持ち出したけど、税金の話では、もっとひどい勘違いがある。以前、仲間と旅行したとき、会計をしてくれた人が、私のためにホテルから領収書をもらってくれた。私が自営業者だから、領収書が欲しいだろうというのだ。いらないと断ると、「せっかく頼んで書いてもらったのに」とご機嫌ななめな様子。全部説明するのもやっかいなのでその場は一応受け取ったが、もちろん使わずに捨ててしまった。いらない領収書を書かされたホテルの人こそいい迷惑だ。

確定申告で経費として申告できるかどうかは、その出費が仕事に必要だったかどうかできまる。一介のライターが地方のホテルの領収書を、どんな経費として申告すればいいのだろうか。もし取材旅行だとしたら、交通費だって経費にしなければならないし、何の仕事で取材したのか説明できないといけない。ウソでウソを塗り固めることになり、そんなことできるわけないのだ。

実を言うと、私のような弱小業者は税務署の調査を受けることは、めったにない。自己申告がほとんどそのまま通ってしまうので、あやしげな申告でも、通らないこともない。ただ、その場合は、領収書さえ必要ない。領収書は保存の義務はあるが、確定申告のときに1枚ずつ見せる必要などないのだ。

日本の社会には、「自営業者は領収書を欲しがる」という変な誤解があるようだ。確かに、中にはそういう人もいる。同窓会で領収書を持ち帰る自営業者の話は、よく聞く。でも、そういう場合って、接待交際費などに使って不自然にならない業種の人が、不自然でない地域で不自然でない金額のはず。領収書さえあれば、何でも役に立つというものじゃないのだ。

それに、気楽な親切心で脱税の幇助なんてしないほうがいいと思うよ。

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