« 確定申告の誤解 | トップページ | ライターは源泉徴収される »

2004/05/23

雇用所得控除の矛盾

サラリーマンには、「自営業者と違って経費が認められない」という意識が強い。でも、サラリーマンには雇用所得控除という制度がある。給与所得でさえあれば、所得から一定の額を経費とみなして控除してもらえるのだ。

雇用所得控除の最低額は、65万円。年収何百万円のサラリーマンなら、通常100万円以上は控除されている。だけど、いまの日本でサラリーマンとして働いて、年間100万円も自腹を切っている人がどれだけいるだろうか。ほとんど会社が出してくれているはずだ。

では、なぜ「サラリーマンは損」という話が出てくるのだろう。それは、会社組織の個人事業者が得をしているからだ。会社組織で社長報酬を雇用所得として受け取れば、雇用所得控除が使える。経費はすべて会社持ちで、所得からさらに控除される。こんなおかしな話はない。

けっきょく、税制面で損をしているのは、私のような会社組織でないフリーランスだけ。サラリーマンの得の延長に、会社組織の個人事業者の大得がある。サラリーマンさんたち、自分に不利な部分に目をつぶらず、大得を許さない税制改革をしてみる勇気を持ってみない?

|

« 確定申告の誤解 | トップページ | ライターは源泉徴収される »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/26667/638203

この記事へのトラックバック一覧です: 雇用所得控除の矛盾:

« 確定申告の誤解 | トップページ | ライターは源泉徴収される »