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2004/05/06

何のために雑誌を作るのか

昨夜のNHK『その時歴史が動いた』で、日本で童謡ができあがるまで、という話をやっていた。作家の鈴木三重吉が、長女の誕生をきっかけに、子どもたちに芸術を届けたいと思う一心で、子どものための雑誌『赤い鳥』を創刊する。出版というのは、もともとそういうものだったのだなあと思った。

出版業界で仕事をしていると、いつのまにか「どうやって売れる本を作るか」ばかりを考えてしまっている。もちろん、商売としてやる以上、売れないものを作るわけにはいかない。なんらかの形で収益をあげないと、続けてはいけない。

ただ、出版物は誰かのために提供するのだということを、忘れないでおきたい。面白そうな企画で売れたけど、途中で投げ捨てられるようなものは作りたくないのだ。

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コメント

mekaさん、こんにちは。

商売として、売れる本を書く、出版するのは当然だと思うのですが、そんな本を作る側に何か大事なことが欠けてしまっていることって多いですね。

よい本だなあと心底思えたり、心打たれたりする本は、特定の誰かに対して書かれている。小説も、多くの人に書かれているように思えて、実は作者は○×さんにあてて書いていたり。

独断かもしれませんが、広告業界出身のライターさんの本って、売れることを意識しすぎているように感じます。なんだかきれいごとばっかりならべたてられていて、裏をしっかり書きたい私は、読んでてしらけます。でも傾向をつかむのはうまいなと思います(実際本も売れ、成功してる人がいますし)。

投稿: うぐいす | 2004/06/30 00:00

うぐいすさん、こんにちは。

自己主張ばっかりの新人さんには、「もっと読む人のことを考えろ」といいますが、ある程度のレベルになると、逆に自分の思いをぶつけてないと、人をうならせるものはできないみたいですね。そのためには、自分が強い思いを持っている必要があるのでしょうねえ。

投稿: meka | 2004/06/30 09:54

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