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2004/08/26

映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

ニッポンランナーズの練習会に行くつもりだったけど、ここしばらくの体調の乱れで、朝起きられなかったので、午後から『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を見てきた。ニッケコルトンプラザのTOHOシネマズでは、水曜日は、女性はオール1000円なのだ。

映画としては、シリーズ中、いままでにないいいできだという前評判。確かに、映画らしくテンポのよい切替だったが、わかりにくくて私はあまり好きではない。原作もこれまでのシリーズも見ていない人は、どのくらいわかったのかな。

実を言うと、私はハリポタはそれほど好きではない。『指輪物語』などの伝統的な本格ファンタジーと比べると現代的で、子どもっぽいような気がする。また、非常識にハリーを否定するおじさん一家や、いくらひどいことをするといっても、魔法を使って仕返しをして笑っているハリーたちを見るのがとても不快だ。

それで、いままで原作は姪の本を借りて読み、映画はDVDで一応追いかけていたけれど、映画館では見なかった。今回、大スクリーンで美しい映像をみて、ちょっと違うことを考えた。

おじさん一家も、ハリーたちの行為も、本当は人間としてあってはならないことだけど、現実にはよくあることだ。自分につらくあたる人に対して、仕返しをしてやりたいと思うのは、正直な心だろう。ハリポタでは、それを素直に表現しているだけだ。

物語全体の評価は最後を見るまでわからない。それは最初から思っていたけれど、途中までしか読まなくて、いじめっ子に豚の鼻としっぽがつける話を読んで大笑いしても、それはそれでいいのかもしれない。教訓を込めた素晴らしい物語を語っても、現実は物語のようにはいかない。現実に近いさまざまな物語に触れ、いろんなことを考えるだけで価値がある。

(魔法使いが出てくるファンタジーが現実的なのかと言われそうだが、人間を描いた物語として、ハリポタはすごく現実的だ)

大画面のスクリーンに映し出された映像は美しくて、わくわくした。世界はこんなにきれいで素晴らしいことがあるのだと知るだけで、現実を生きていく支えになるだろう。

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