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2004/09/23

アメリカのロマンス小説で気がついたこと

特にわけはないけれど、現代アメリカのロマンス小説をかなり読んでみた。20年前に友だちに勧められて読んだハーレ・クィンシリーズは、とても最後まで読めたものじゃなかったけれど、最近のものは、けっこう面白い。

気がついたのは、まず、主役の女性が自立していること。何らかの仕事や確固たるポリシーを持ち、しっかりと自分の足で立っている。でも、ちょっとあぶなっかしいところがあって、そこに能力も容姿もすぐれた男性が現れて、最初はぶつかりあうが、次第に互いを尊重しあうカップルが誕生するというもの。これは、いまのアメリカ社会での女性の願望というか理想なのかも。小説を読む程度に教養がある女性の理想といったほうがいいかもしれないが。

男に従属する女性は、母親などとして、否定的な印象で登場する。たとえ、教養があり、上流社会でパーティのホステスをそつなくこなす女性でも、いいイメージはない。

また、特定の男性とくっつかない女性も多い。2人以上のタイプが異なるカッコイイ男を手玉に取るようなシリーズもあり、これも女性の願望かも。

細かいところでは、女性の敬称は、状況によってミズ、ミス、ミセスが使い分けられている。弁護士など仕事をもった女性を呼ぶときはミズ、年配の主婦はミセス、「女性」を売り物にしているようなタレントや、アシスタントはミスという具合。ミズという呼称は、20年くらい前にはすでに出ていたはずだけど、一律にミズになったわけではないらしい。

それから、女性でも男性でも、ジョギングをしている人は、やたらに多い。ジョギング中に殺されるとか、事件に巻き込まれるというシチュエーションが、実に普通に出てくるのだ。これはたぶん、アメリカ社会でジョギングがごく普通になっているためだろう。

以前は海外小説というと、「古典」として評価が定まったものばかり呼んでいたけれど、現在進行形の小説というのは、いまの社会を反映しているみたいで面白い。

そういえば『冬のソナタ』では、ベッドシーンは出てこなかったね。『冬ソナ』の要素をずいぶんまねたんじゃないのと思われる『東京湾景』では、とってつけたみたいにあっさり出てた。これも社会の違いかなあ。

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コメント

>それから、女性でも男性でも、ジョギングをしている人は、やたらに多い。

 多いんです。ほんとに。
夏休みにアメリカに行ってましたが、道を歩いている人は
滅多と見かけないのに、公園へ行くとジョギングしている人が
結構居ました。

 私の居たところはちょっと郊外で、ダウンタウンとは様子が違うと思いますが。
 まあ、生活の全てが車の社会なので、ジョギングでもしないと運動不足になるのは間違いないのですが。


 それと、日本の公園で運動している人との違いは、「本気で運動している」ということです。
 日本では、お年寄りがリハビリともなんとも言い難いラジオ体操やってたり、ウオーキングしてたりしますが、そういう人は少なくて、結構皆マジで走ってました。逆に日本でよく見かけるリハビリ系のお年寄りはどこで運動してるんだろう?とか考えてました。

 とりとめもない話ですが。

投稿: キメラ | 2004/09/29 13:48

キメラさん、こんにちは。

へえ~、実際に、そんなに多いですか。

日本で公園に行くと、散歩している高齢者や親子連れが多いですよね。医者から勧められたか、自発的か「身体を動かさなきゃ」という意識はめばえているものの、「スポーツを楽しむ」ところまでは、根付いていないのかな。私も4年前に走り始めるまではそうだったから、えらそうなことは言えないけど。

投稿: meka | 2004/09/29 15:51

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