« 中身の中身は違っていなかった! | トップページ | 花冷え »

2005/04/12

『時の彼方の再会』

時の彼方の再会 (1)ヴィレッジブックス アウトランダー
時の彼方の再会 (2)ヴィレッジブックス アウトランダー
時の彼方の再会 (3)ヴィレッジブックス アウトランダー
ダイアナ・ガバルドン(著), 加藤 洋子(訳)

総合評価★★★★
ロマンス度☆☆☆

時の旅人クレア』『ジェイミーの墓標』に続くアウトランダーシリーズ第3作。といっても、各編文庫本で3冊ずつなので、今回はその7冊目~9冊目になる。

読むほどに面白くなる。当初『時の旅人クレア』を読んだときは、面白いけれども少し地味かなと思ったのだ。しかし、どうして、どうして。話はどんどん発展していき、とどまるところを知らない。しかし、壮大なドラマを支えるのは、あまりにも魅力的な人物描写と、当時の人々の生活描写の確かさだ。

今回は、カローデンの戦いで生き残ったジェイミーの過酷な生活がたんたんと描かれる。一方、20世紀では、20年後にスコットランドに戻ったクレアが、ふとしたことからジェイミーが生き残った可能性を知る。歴史資料から、ついにジェイミーの生存を確信したクレアは、意を決して18世紀に戻るが…という展開。やがて海賊にさらわれた甥を追って、2人はスコットランドを離れて、カリブ海へ。時だけではなく世界を駆けめぐりながら、物語は、まだまだ続いていく。

一応ロマンス小説の形態をとっているのだが、これをハーレ・クィンのような読み捨て大量生産小説のたぐいと誤解する人がいたとしたら、あまりにももったいない。大らかなロマンスがからんだ、冒険時代小説と思った方がいいだろう。男性でも女性でも、長編冒険小説ファンなら、読んで絶対に後悔しないシリーズだ。

時の彼方の再会
加藤 洋子 / Gabaldon Diana
ソニー・マガジンズ (2005.1)
通常24時間以内に発送します。
時の彼方の再会
加藤 洋子 / Gabaldon Diana
ソニー・マガジンズ (2005.2)
通常24時間以内に発送します。
時の彼方の再会
加藤 洋子 / Gabaldon Diana
ソニー・マガジンズ (2005.3)
通常24時間以内に発送します。

|

« 中身の中身は違っていなかった! | トップページ | 花冷え »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/26667/16248830

この記事へのトラックバック一覧です: 『時の彼方の再会』:

« 中身の中身は違っていなかった! | トップページ | 花冷え »