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2005/07/18

マラソンの由来は、ウルトラだった

「マラソン」の由来は、味方の勝利を伝えるために、マラトンからアテネまでの約40kmを駆け抜けた兵士が、「アテネが勝ったぞ!」と叫んで息絶えた故事によるものだという話は、よく聞く。むかしは「なるほどなあ」と感動したが、自分でもマラソンを走るようになると「いくら必死で速く走ったからといって、40kmくらいで死ぬか?」という疑問がわいてくる。

そうしたら、図書館で『マラソン』(高橋進著、講談社)という本を見つけた。24年前の出版だ。図書館には、一般書店ではもうみかけない古い本が置いてある。それによると、その話は、こういうことらしい。

紀元前492年9月上旬、ペルシア軍がせまったため、アテネの兵士ピリッピデス(ペイディピデス、フェディピデスとも書かれる)は、スパルタまで援軍を求める伝令として、230kmの道のりを2日間で走り抜いた。スパルタは援軍派遣を約束するが、7日から15日の満月まではアポロン神のお祭りなので軍隊は動かせないという。つまりスパルタはすぐには来ないということで、それを伝えるために、ピリッピデスはまた230kmを2日でトンボ帰りする。

マラトンに到着したペルシア軍との小競り合いは続いたが、9月21日の決戦での勝利を伝えるために、またまたピリッピデスは40kmの道のりをアテネまで走って、ボロボロになって息絶えたそうだ。

つまり、230kmを2日で走るのを続けて2回(合計460km)やったあと、約10日間兵士として戦闘に参加し続け、その後で、また40km走ったわけだ。それじゃあ、確かに死ぬかも。あ、だからスパルタスロンという大会をやっているのか。それにしても、ほかに走れる人はいなかったんだろうか。古代の兵士生活は、過酷だ。

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