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2005/09/07

ハリポタは、やはり面白い

全世界でベストセラーだそうだけど、実は私はハリー・ポッターシリーズは、あまり好きじゃない。ハリーを極端にいじめる叔父一家や冷血な敵役マルフォイの仕打ちは、あまりに不合理で、読んでいて不愉快だ。それに、いじめられたあとにハリーに味方する大人が魔法で仕返しをして喜ぶようなところが、どうも嫌な感じがする。まあ、この部分は従来の児童作品にはあまりないことだけど、実は現実社会を映し出しているともいえる。

ただ、それだけではなく、ストーリー展開に、ご都合主義のところが多い。「そんないいものがあるのに、なぜすぐに使わない?」「そんなことしなくても、もっとよさそうな方法があるでしょう」「どうして魔法の先生がかけた防御の魔法が、いくら3人で力を合わせたとはいえ、たかが1年生にことごとく破られるのか」といった、疑問が続出。つまりは「子どもだまし」なのだ。

だから、和訳では一応追いかけてはいるが、姪に借りて一度読んだだけで、読み返してみたいとは思っていなかった。

でも、多読の手頃な材料がないところに、図書館に原作が置いてあったので、読んでみることにした。そうしたら、英語力不足で細かいところがわからないにもかかわらず、やはり、面白い。

まず、子どもの心をつかむような「こんなことがあったら面白いだろうな」というエピソードがてんこ盛り。クセがあるとはいえ、人間描写はしっかりしていて、個性的。わくわくドキドキ感があって、英語を完全に理解していないにもかかわらず、どんどん読んでしまいたくなる。

ハリー・ポッターとは別に、SSSで推薦されていた児童書を読んでみた。イギリスでは長く読み継がれてきた児童書だそうで、英語はもっと簡単で理解しやすいし、話の進行もそれなりに冒険的。でも、退屈なんだよね。

やっぱり、ハリポタは、大勢の人が争って読むだけのことはあるか。

あ、でも、つたない英語で読んでいるから、テンポがちょうどよいということもあるかも。日本語では理解が隅々まで行き渡って素早く読めるので、かえってあらが目立つということかもしれない。

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