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2006/07/26

肥満の本当の理由は?

昨日、全日本コーヒー協会の第14回「コーヒーと健康」最新情報セミナーというのに、行ってきた。無料セミナーなのに、冷水と休憩時間にコーヒー+コーヒークッキー(5枚)のサービスがあって、得した気分。まあ、コーヒー協会だから、コーヒーが付くのは当たり前なのかもしれないけれど。

肝心の講演は、以下の2つ。

「コーヒーの肥満予防とリラックス効果」
京都大学大学院人間・環境学研究科応用生理学研究室森谷敏夫氏
「コーヒーによるがん細胞制御:培養細胞での研究例」
東京農工大学大学院共生科学技術研究部生命農学部門 矢ヶ崎一三氏

対象は栄養士さんを想定しているようで、内容は、やや専門的だが、まあまあわかりやすくというところか。どちらの講師も、冗談でもたそうと一生懸命だったが、ややはずし気味。

話の内容は、それなりに興味深いものだった。メモを取っていないので、細かい部分は正確ではないかもしれないが、森谷先生によると、肥満の原因は過食や運動不足とは言えないとか。年間2kg太っていくとして、1日になおせば約40kcal。ケーキ1口分でしかない。運動にしても、10分くらいの歩行だ。これだけの多い少ないで、体重100kgになっていく人と若い頃の体重を維持できている人の差がでるはずがない。

肥満の原因は、過食や運動不足ではなく、実は自律神経の活動の低下によるものだという。

自律神経の働きが正常だと、脈拍数が環境に適応して変動するので、自然に基礎代謝が増える。また、脂肪がたまってくると、神経系の働きが正常なら、満足感が得られ、それ以上食べなくなる。自律神経の働きが低下すると、基礎代謝が落ち、満腹中枢もくるい、太りやすくなる。

んー。なるほどなあ。減量のための運動で、最近は筋トレが推奨されている。筋肉量が増えれば基礎代謝が増えるからだと言われるが、ちょっとくらい筋肉が増えたとしても、安静時に消費する熱量などわずかだと思うのだ。そこで私は、筋肉量が増えれば、身体を動かしやすくなるので自然に運動量が増えるのではと考えてきたが、筋トレにしろ持久運動にしろ、身体に刺激を与えることで、自律神経が活性化すると考えれば、より納得しやすい。

だから、肥満予防には自律神経を活性化するのがいいのだという。自律神経の働きは加齢でも衰えるそうだが、空調の整った部屋で運動せずにごろごろしてちゃダメらしい。

そして、コーヒーは、自律神経の働きをあげるのだそうだ。まあ、涼しい部屋でコーヒーを飲んでごろごろしていては、やはりダメだと思うけど…。

矢ヶ崎先生のほうは、培養細胞による実験で、コーヒー、お茶、茄子(皮)、大豆などががん細胞を抑制するのだという話。これはこれで興味深いが、培養細胞での実験だから、人間にそのまま応用できるかどうかは、はなはだ不透明。そもそも、がんはそれぞれ性質が違っていて、医薬品として承認された抗ガン剤でも、ある種のガン細胞には効果があるが、別のものにはまったく効かないということもある。「そういうこともある」くらいに思っておいたほうがいいだろう。

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