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2006/07/21

伊藤若冲

雨の中をわざわざ金比羅さんに行ったのは、円山応挙の絵があるからでもあった。応挙の絵にそれほど思い入れはないが、生き物の絵には存在感があって見応えがあるという記憶がかすかにあった。今回、表書院で見た寅の絵も、いまにも飛び出して来そうな筋肉のもりあがりと躍動感。応挙が寅を見たはずがない。どうしてあんなに生き生きと描けるのかと思ったら、猫をモデルにしたのだそうだ。「だから、かわいいでしょ」と、受付の女性。確かに、愛嬌があって、寅にしてはかわいい。

しかし、そこでとんでもなくひかれる絵を見た。ただし、複製で。公開されていないのだ。

奥書院には、江戸時代の画家伊藤若冲の「百花図」がある。数年前に120年ぶりに公開されて話題を呼んだが、いまは非公開とか。ただ、そのときに制作されたポストカードとポスターが受付で売られていて、華やかでリアルな花の絵に魅せられてしまった。

そもそも花の絵をタイルのようにずらりと壁面に並べるという発想が江戸時代の日本画家としては、ユニークだと思う。金箔の背景に鮮やかな色彩でグリグリと存在を主張する花々のあでやかさ。

名前はおぼろげに聞いたことがあるような気もするが、そういう画家の存在はこれまで意識していなかった。帰ってからネットで調べてみたら、なんと、いま、上野の国立博物館で展覧会をやっている(プライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展)。これは、見にいってみなくては。

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コメント

今日、TVで特集していました。mekaさんが紹介してくれていたおかげで、ちょっと興味を持って見ることができました。こういう作品の鑑賞眼などは持ち合わせていませんが、解説があると割と楽しく見れました。
日本人がその価値に気付きもしない時に、外国人であるプライスさんが若沖さんの絵に心震わせ、多くの作品を収集した…というのが何だか歯痒いような、ちょっと情けないような…気がしました。ま、よくあることですけど。相当の資金がないと無理だろうなと思いましたが、やはり昔は安かったそうで……。

投稿: くー | 2006/07/24 00:02

くーさん、こんにちは。

わあ、TVでやっていたのですか。気がつきませんでした。私も、ただ絵を見てひかれるということはあまりないのですが、この間の絵は、なぜかとても気になりました。

北斎も歌麿も、外国人が評価して、再評価されたのですよね。身近にあるものには、かえって気付かないのかもしれませんね。

投稿: meka | 2006/07/24 10:47

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