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2006/11/18

いじめられる側の心理

いじめられる側に、「そんな簡単に死んではいけない」とか言っても、なかなか心に届かない。はたから見れば、「なんでそんなことで自殺するの」と思えることも多いだろう。これは、いじめられる側が特殊な心理状態に追い込まれてしまうからじゃないかと思うのだ。

いじめる側というのは、ずるいから、必ず徒党を組む。「あんたなんか存在価値はない」とか「あんたはこんなとんでもないヤツだ」と言われても、1人に言われるだけなら、その相手を嫌なヤツだと思うだけで、たいしたダメージは受けない。だけど、2人、3人とが集団になって責めてくると、こわいんだよね。

素直で内省的な人なら、「自分は本当にそんな存在なんだろうか」と思いこんでしまうし、「それはいくら何でもおかしい」と思っても、周囲に味方が誰もいないと感じてしまう。

3対1のときも怖いけど、傍観者がいるときは、もっと怖い。例えばその場に10人いて、3人だけが1人を責め立てたとしよう。周りの6人は傍観者だったとしたら、不条理なことをされているのに、誰も味方になってくれないと感じてしまう。親とか先生とかは別世界の存在だから、あてにならない。

何人かに責められたという事実よりも、周囲全体に見捨てられたという感覚を味わってしまったら、もう希望はない。でも、それは、ウソなんだ。いじめる側が上手に作り上げた虚構でしかない。

「命を大切にしましょう」なんて、表面的な言葉を繰り返す前に、こういう心理状態を子どもたちに説明してほしい。いじめられると、気持ちがおかしくなって、一種の病気のような状態になってしまうのだと。だけど、それはウソなんだと。自殺したりするのは、いじめる側の思うつぼにはまるだけなんだと。それと同時に、傍観しているのは、いじめに荷担しているのと、まったく同じ事なんだと。

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