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2007/07/08

十日町紬

呉服屋さんで、着物のお手入れフェアをやっているというので、母がむかし買った紬を持っていってみた。私のものではなく、30年くらい前に姉のために仕立てたらしいのだが、姉は全然着物を着ない。数年前に私が「何かあったら欲しい」と頼んだら、送ってくれた中の1枚だ。白っぽい地に、ピンク、グレー、ベージュ系の模様が入っている。似たような柄はほかに持っていないし、やわらかい感じが気に入っている。

表の生地はほとんど傷んでいないが、30年ほどタンスの肥やしになっていたので、裏地がしみだらけで、着物全体がかびくさい。また、八掛が明るいピンクで、最近の傾向から言えばちょっと派手すぎる。それに、姉にあわせて仕立てたものなので、私には少し裄が短い。このままで着られないこともないのだが、多少の出費できれいになるのなら、なんとかしておきたいもの。

しかし、胴裏や八掛を取り替えて仕立て直すとなると、やはりお金がかかる。6万円弱はするようだ。母は「それほどたいした着物じゃない」と言っていたような気がする。5万や10万くらいの着物の手入れに6万円はなあ…。

呉服屋さんに、「これ、どのくらいの着物でしょう」と聞いてみた。
「そうですねえ。最低でも20万か30万くらいですかね」
「えっ」
「いえ、それはあくまで最低でもということですから」

安くて驚いたと思われたらしい。実は高くて驚いたのだ(^^;)。もっとも、「最低でも30万」の着物が、バーゲンで15万円になったりする世界だから、何とも言えないが…。母はけっこう財布のひもが堅くてしっかりものだと思っていたけれど、どうやら着物だけにはかなりお金を使っていたようだ。それも自分の着物よりも娘の着物を作ってくれたのはよいが、その娘がほとんど着ずに、タンスの肥やしになっている。正直言うと、当時はそういう着物を買ってくれるよりも、大学進学などにもっとお金をかけてほしかったのだけど…。

十日町紬だそうだ。そういういい着物であれば、もったいないよね。ということで、お直しを頼んでしまった。防水加工などをつけて、けっきょく約8万円…。着物には、しばらくお金をかけないつもりだったのに(^^;)。

それほど着物が大好きだという気はしないのだけど、なぜか足を踏み込んだら、ずぶずぶとはまっているような気がする。洋服や化粧には、ほとんどお金をかけない人間なのに。これだけのお金を使うのなら、海外マラソンに軽く行けそうなのになあ。けっきょく、蛙の子は蛙ということか。

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コメント

芸術的要素を含む骨董品や装飾品などの非日常品って、価値の算定が難しいと感じます。その価値を認める人に持たれてこそ、評価されるというか...

投稿: よこ | 2007/07/09 12:47

よこさん、こんにちは。
うーん。そういう価値とは、ちょっと違うように思います(^^;)。

投稿: meka | 2007/07/09 19:31

ええっ? ということは、芸術性とか非日常とかいうことではなく、
手作りの少量生産だから30万円...???  

投稿: よこ | 2007/07/09 20:11

私も、叔母の形見に「十日町紬」のような紬を1枚もらいました。
品が良くて着ても涼しくて、なかなかお気に入りなのですが、若干袖丈が短いようです。これからの季節、日舞のお稽古に着ていきたいのですが、この袖丈がネックでなかなか着られません(袖を持ったりする時に足りないので)。自分でも直せるようなのですが、針仕事には自信なし・・・
まあ、それ以外のところに着ていけばいいのですが、最近お稽古以外で着物を着る機会はないです・・・

多少のお直し代がかかっても、直してからよく着れば、十分元が取れるでしょう。向こう何年も着られるものですし。

投稿: まりも | 2007/07/09 20:58

まりもさん、こんにちは。

そうか。日舞にはそういうことがあるのですね。

いい着物を見る目が全然ないのに、お金をかけて価値があるのかとも思います。着れば元が取れると言われても、もともと洋服で済ませればそんなお金はかからないわけですよね…。

芸術作品として楽しむというよりも、着物というものにもっと詳しくなりたいというのが、私の希望なのかもしれません。

投稿: meka | 2007/07/09 23:23

 「十日町紬」は「小千谷紬」と並んで有名ですね!私の知り合いもそれに携わる絵付けの仕事をしています。正確に言えばしていると思います。音信が最近無いので。実は私の故郷は十日町市の隣町の津南町です。十日町には高校時代3年住んでいたんですよ。冬だけの下宿ですけど。なんせ、日本一の豪雪地帯ですから交通機関が大変なんです。十日町の雪祭りは今も有名です。水と空気の綺麗な土地で、魚沼コシヒカリの本場。だから、美人も多い?かな。着物で雪上に立つ着物ショーはよき思い出です。是非機会があったら足を運んで下さい。
 じょんのびと!(当地の方言で、「のんびり、ゆっくりと」の意)
 (追伸 新しい仕事に何とか出会いました!)

投稿: 静岡のうっちゃん | 2007/07/10 22:34

静岡のうっちゃん、就職おめでとうございます。

うっちゃんは、新潟の出身でしたか。十日町の雪祭り、面白そうですね。最近、マラソン大会以外の旅行にはとんと行かなくなってしまいましたが、それは行ってみたいです。

投稿: meka | 2007/07/10 23:51

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