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2010/06/08

今年の利尻島は、風に翻弄された

6日の利尻島一周悠遊覧人G(ゆうゆうらんにんぐ)は、風に翻弄された。前夜から、びゅうびゅうとすごい風の音。朝起きる頃になっても、まったく止む気配がない。

幸い気温はあまり低くないものの、生暖かくて湿気が多い。スタート後は体験で15mくらいの向かい風。途中の消防署の前に、「ただいまの風速13m」という電光表示があったから、最低でも13mは吹いていたらしい。スタート頃は晴れて利尻富士が見えていたのが、すぐに曇天で山も礼文島も見えず。向かい風はびゅーびゅー。

Img_0412_2

無理して走ると消耗しちゃうよねと思って、10kmもいかない頃から、向かい風が強いときには歩くことにした。だって、両脚が地面から離れると、風に飛ばされそうなんだもん。それがよかったのかもしれない。それほど切れずに淡々と走り続けられた。

10kmを過ぎた頃から、風はしだいに弱まってくる。天候が変わったというよりも、島一周というコースの変化のおかげらしい。風は楽になったけど、生暖かくてじとっとして、気持ち悪い感じ。利尻富士が見えないのもかなしい。あまりの天候にがんばって歩かず走ろうという気などさらさら起きず。登りになったら歩き、下りになったらとことこ走るの繰り返し。

でも、半分を過ぎたあたりから、今度は追い風に。追い風が来た瞬間に、風に身を任せると、面白いように前に進む。面白いから、どんどん進んでいたが、ちょっと調子に乗りすぎたか。

歩いたり走ったりなんだけど、30km、35kmとそれほど疲れを感じていない。35kmを過ぎ、オタトマリ沼も南原湿原でも利尻富士が見えなくて残念だと思っていたら、急にぱーっと晴れてきて、利尻富士が姿を現した。

Img_0419

晴れると、もう、まわりの緑が美しいのなんのって。さすがに疲れが少々でてきたので、iPhoneで写真を撮るというのを口実に小休止を取りながら、走り続ける。

鬼脇を過ぎ、風も弱くなってきて、40km、45km…。おや、このペースでいけば、あとは1km10分で歩いても8時間21分の自己ベスト更新だ。ひょっとすると念願の8時間を切れるかも。いやいや、これからペースが落ちてくるから、それはやっぱり無理かなあ。でも8時間ちょっとでゴールすれば、ゆっくり豚汁を食べて、温泉にものんびりつかれて…などと考えていたら、それは49kmのあたりで、突然やってきた。

脚がいてえ。どこかの筋肉が断裂したのでも、関節を痛めたのでもない。ともかく脚を使いすぎて、痛みがどっと押し寄せてきたのだ。あいたたた…。とりあえず、しゃがみこんで、ストレッチをして、少し休む。痛いけど、歩くのは問題なさそうだ。ああ、向かい風に立ち向かうのと、追い風に乗りすぎたので、きっと消耗しちゃったんだなあ。30km程度の長い距離の練習があまりできていなかったのも、よくなかったんだろう。

あとわずか6kmなのに。歩いて、歩いて、歩いて、歩いて。まあ、歩いたりしゃがんで休んだりしている間に、痛みは減ってきた。もうこれは最後まで歩くしかないと思ったけれど、ゴール手前500mから走って見たら、意外に走れた。最後は、ともかく走ってゴール。

タイムはだいたい8時間44分。まあ、昨年9時間半くらいかかったことを考えれば、それほど悪くない。残り6km地点までは割合楽に行けたのは、最近は月100km以上を続けてきた成果かな。

走れたのは、練習のせい。走れなかったのも、練習のせい。やっぱり長距離は練習がものをいうというのを、大いに実感。

それにしても6回参加してきて、これまで雨が降って寒かったりしたことはあるけれど、今回のような風ははじめてだった。同じ季節に走っているのに、同じではない。あんなに曇っていたのに、いきなり晴れ渡る。自然の奥深さを感じたランだった。

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