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2012/03/18

『炎路を行く者』

炎路を行く者 —守り人作品集— (偕成社ワンダーランド)

「守人」シリーズの番外編。タルシュ帝国に家族を殺され祖国を滅ぼされた少年ヒュウゴが、必死で生き延びて、タルシュ軍で働くようになるまでの物語「炎路を行く者」と、15歳の少女バルサの生きざまを描く「十五の我には」を収録。

作者あとがきによれば、「炎路を行く者」は実は「蒼路の旅人」の前にできあがったものだが、これを先に読んでしまうとその後の物語の印象が変わってしまうので出せなかったとのこと。確かに、ヒュウゴの生い立ちを知っていれば、「蒼路の旅人」は違ったものに見えただろう。でも、この物語が先にあったとなると、守人シリーズの世界が非常に確固たるものであったことが、よくわかる。

上橋菜穂子さんの小説を読むと、いつもながら生きることの貴重さを感じてしまう。生きるというのはそもそも大変なことで、だからこそ生きていることは貴重でありがたいのだということ。現代人はとかく忘れがちだが、しっかりとそのことを抱えて生きていきたい。



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